ふぉっさ まぐお

山の地質

なぜ日本一暑いのは沖縄ではなく内陸なのか——盆地地形がつくる猛暑の地質学

日本の最高気温記録は群馬・埼玉・岐阜など内陸に集中し、沖縄は36℃どまりです。この逆説の正体は地形と地質にあります。盆地が熱をため込む仕組みと、その盆地を生んだ地殻変動の話です。
山の地質

標高100mで気温は何度下がる?——環境・乾燥断熱・湿潤の3つの気温減率

標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がります。山が涼しい理由は木陰でも地形でもなく、大気の物理法則「断熱膨張」です。気温減率の仕組みから森林限界・避暑地の地質学まで解説します。
山の地質

ツキノワグマはなぜ東日本に多いのか——雪と地形がつくった「ブナ帯」とクマの地理学

ツキノワグマの分布は「ブナ帯」の地図と重なります。東日本に多く西日本で孤立するその理由は、冬の季節風と脊梁山脈がつくる雪の地理にあります。クマの出没を地形・気候から読み解きます。
山の地質

活断層とは何か——日本に2,000以上ある理由と、地図に浮かぶ「動く場所」の法則

活断層は、これまで何度もずれ動き、これからも動くと考えられている地下の割れ目です。日本に2,000以上ある理由、分布に現れる偏り、そして山を歩くと見えてくる断層の痕跡を、地形の写真と図解で解説します。
山の地質

「南アルプスの天然水」はなぜ甲斐駒ヶ岳から生まれるのか——花崗岩が磨く水の地質学

コンビニで手に取るあのペットボトルの水は、甲斐駒ヶ岳の花崗岩を20年以上かけて旅した水でした。白州の軟水が生まれる地質的な理由を、黒戸尾根を実際に登った視点から解説します。
山の地質

日奈久断層帯とは何か——球磨川を源流から河口まで100マイル走った先に、八代平野があった

2026年7月28日、熊本県で最大震度7の地震が発生しました。動いたとみられるのは日奈久断層帯——2016年の熊本地震で動かずに残っていた区間です。球磨川の源流から河口まで100マイルを走った経験から、八代平野が揺れた理由を地形から読み解きます。
登山記録

白馬大雪渓から不帰キレットへ——雪の上を4時間歩いた翌日、岩だけの世界にいた縦走記録

日本最大の雪渓を登り、稜線でテントを張り、翌朝は日本三大キレットの岩場へ。夏の白馬岳〜不帰キレット〜唐松岳縦走の記録です。大雪渓の割れ目が教えてくれる雪渓と氷河の違い、この稜線の東側に隠れている「本物の氷河」の話とあわせてどうぞ。
登山記録

樽前山登山記録——1時間で「生きている火山」の縁に立てる、支笏湖ブルーと溶岩ドームの山

北海道の樽前山は、7合目から1時間ほどで「今も噴気を上げる溶岩ドーム」を目の前にできる世界的にも珍しい三重式火山です。支笏湖ブルーを背に外輪山を歩いた9月下旬の記録を、カルデラ・外輪山・ドームという三重構造の解説とあわせて紹介します。
山の地質

リニアと大井川の水問題——毎秒2トンの水はどこへ行くのか、地質で読み解く

リニア静岡工区が2026年7月に着工容認。9年間の争点だった「大井川の水」を、賛否ではなく地質のしくみとして解説します。なぜ山にトンネルを掘ると川の水が減るのか、毎秒2トンとはどれくらいの量か、図解つきで整理しました。
山の地質

オンネトー湯の滝——微生物が鉱石をつくる「生きた鉱床」を雌阿寒岳の麓で見る

北海道・雌阿寒岳の麓にあるオンネトー湯の滝は、温泉が流れる滝の岩肌で微生物がマンガン鉱石をつくり続けている、世界的にも珍しい「生きた鉱床」です。ふつう海底でしかできない鉱床が陸上で見られる奇跡の現場を、実際に訪ねた写真とともに解説します。