ふぉっさ まぐお

山の地質

リニアが越える日本の3大地質構造——フォッサマグナ・糸静線・中央構造線

リニア品川〜名古屋間286kmは、フォッサマグナ・糸静線・中央構造線という日本列島の3大地質構造を横断します。難工事の理由は地学で読み解けます。
山の地質

屈斜路カルデラと硫黄山(アトサヌプリ)——日本最大のカルデラと、鉄道を生んだ硫黄の山

北海道の屈斜路カルデラは、東西26kmという日本最大のカルデラです。その中では硫黄山(アトサヌプリ)が今も噴気を上げ、かつてその硫黄が道東に鉄道を敷きました。日本最大のくぼ地と、そこに刻まれた火山と開拓の物語を、地図と写真で解説します。
山の地質

なぜ北海道はヒグマ、本州はツキノワグマなのか——津軽海峡と氷期がつくった「クマの国境」

北海道にヒグマ、本州にツキノワグマ——この分布の境界「ブラキストン線」は、氷期に海面が約120m下がっても消えなかった津軽海峡の深さが作り出しました。2万年前の地形が、いまの山のクマ事情を決めています。
山の地質

リニアはなぜ南アルプスを貫くのか——土被り1,400m、日本最難関トンネルの地質学

2026年7月、静岡工区がついに動き出した。リニアがなぜ日本一の山脈を直進するのか。土被り1,400mの地底で何が起きているか、地質から読み解きます。
登山記録

娘と登る立山・雄山3,003m——半日で「3つの地球の力」に出会える最高の初アルプス

小学生の娘と、紅葉最盛期の立山・雄山(3,003m)に登った記録です。室堂から半日で3,000m峰に立てるだけでなく、噴気を上げる地獄谷、氷河が削った山崎カール、みくりが池と、火山・氷河・隆起という3つの地球の力を一度に体験できる、初めてのアルプスに最高の山でした。
山の地質

スノーボールアース(全球凍結)——地球が赤道まで凍りついた時代の話

約7億〜6億年前、地球は赤道まで全体が氷に覆われた「スノーボールアース」だったと考えられています。どうやって凍り、どうやって融けたのか。そして生命はどう生き延びたのか。ミランコビッチ氷期のさらに桁違いの寒さを、わかりやすく解説します。
山の地質

柱状節理とは何か——溶岩が六角形の柱になる理由と、日本の名所めぐり

東尋坊や玄武洞で見られる、六角形の柱がびっしり並んだ崖。あれは「柱状節理」といって、溶岩が冷え固まるときの縮みでできます。なぜ六角形が多いのか、日本のどこで見られるのかを、図解と地図でわかりやすく解説します。
山の地質

温泉はなぜ湧くのか——火山の温泉と、火山がない関西で湯が出る理由

温泉はなぜ湧くのか。じつは温まり方には3種類あります。火山のマグマ、地下の深さ、そして「火山がない関西」で湯が出るカギを握るプレートの水。下山後の一杯がもっと面白くなる温泉の地学を、一次資料でわかりやすく解説します。
山の地質

マグマは海の水から生まれる——「プレートが水を絞り出す」を本気でイメージする

「沈み込んだプレートから水が絞り出されてマグマができる」——教科書によく出るこの一行、正直イメージできていますか?雑巾ではなく鉱物の話です。水がどこから入り、深さ110kmで何が起き、なぜ火山が一列に並ぶのか。数字をスケール変換しながら本気で想像してみます。
山の地質

環太平洋造山帯とは何か——太平洋を囲む4万kmの「火の輪」を実データの地図で見る

環太平洋造山帯(環太平洋火山帯)は、太平洋をぐるりと囲む全長約4万kmの火山と地震の帯です。世界の火山データ1,196点を地図に打つと、本当に「輪」が浮かび上がります。なぜ輪になるのか、ヒマラヤとの違い、教科書から用語が消えつつある話まで解説します。