北アルプス

山の地質

黒部峡谷はなぜ日本一深いのか——隆起と侵食、2つの力の競争が刻んだ深さ2,000mの谷

黒部峡谷の深さは最大約2,000mで日本一。立山連峰と後立山連峰という3,000m級の山並みの間を、黒部川が深く鋭く刻み込んでいます。なぜここまで深くなったのか。山の隆起と川の侵食という2つの力の競争から解説します。
山の地質

糸魚川静岡構造線とは何か——日本を東西に分ける大断層、フォッサマグナの西縁を歩く

糸魚川静岡構造線(糸静線)は、新潟県糸魚川市から静岡市付近まで日本列島を縦断し、列島を地質学的に東日本と西日本に分ける大断層です。フォッサマグナとの違い、形成史、断層の上を歩ける場所まで解説します。
山の地質

剱岳の地質:3億年前の大陸衝突が生んだ氷河の岩峰

劔岳はなぜあれほど険しいのか。答えは3億年前の大陸衝突で生まれた変成岩と、最終氷期の氷河による彫刻にある。飛騨変成帯・氷食尖峰・現存氷河を地球規模の視点で読み解く。
山の地質

燕岳の地質学――白い花崗岩の山体はどうやって生まれたか

北アルプスの燕岳を白く染める花崗岩は、約7000万年前のマグマ活動が起源です。プレートの圧縮で持ち上がり、氷河に削られ、風化で穿たれた山体がなぜあの形になったかを、合戦尾根から読み解きます。
登山記録

焼岳の地質:北アルプス唯一の活火山はなぜここにあるのか

北アルプスで唯一活動を続ける活火山・焼岳(2,455m)。3万年前に生まれたこの「若い火山」が、穂高や槍の沈黙を横目に今も噴気を上げる理由を、プレートの沈み込みから大正池誕生まで地学的に読み解きます。
登山記録

立山の地質:氷河が残る3,000m峰はプレートの衝突から生まれた

現存氷河・活火山・侵食カルデラが共存する立山。プレート衝突が生んだ隆起、今も続く火山の熱、氷河が彫ったカール地形——三つの地球の力が3,015mに刻まれています。
登山記録

雲ノ平の地質:溶岩が造った北アルプス最奥部の「天空の楽園」

北アルプス最奥部の雲ノ平は、なぜ険しい峰々のただ中に平坦な台地を広げているのか。祖父岳の溶岩流、花崗岩の山々、黒部川の深い谷——プレート運動が生んだ地球の造形を読み解く。