北アルプス

登山記録

白馬大雪渓から不帰キレットへ——雪の上を4時間歩いた翌日、岩だけの世界にいた縦走記録

日本最大の雪渓を登り、稜線でテントを張り、翌朝は日本三大キレットの岩場へ。夏の白馬岳〜不帰キレット〜唐松岳縦走の記録です。大雪渓の割れ目が教えてくれる雪渓と氷河の違い、この稜線の東側に隠れている「本物の氷河」の話とあわせてどうぞ。
登山記録

娘と登る立山・雄山3,003m——半日で「3つの地球の力」に出会える最高の初アルプス

小学生の娘と、紅葉最盛期の立山・雄山(3,003m)に登った記録です。室堂から半日で3,000m峰に立てるだけでなく、噴気を上げる地獄谷、氷河が削った山崎カール、みくりが池と、火山・氷河・隆起という3つの地球の力を一度に体験できる、初めてのアルプスに最高の山でした。
山の地質

糸魚川静岡構造線とは何か——日本を東西に分ける大断層、フォッサマグナの西縁を歩く

糸魚川静岡構造線(糸静線)は、新潟県糸魚川市から静岡市付近まで日本列島を縦断し、列島を地質学的に東日本と西日本に分ける大断層です。フォッサマグナとの違い、形成史、断層の上を歩ける場所まで解説します。
山の地質

日本に氷河はいくつある?——北アルプスに現存する10の氷河をすべて解説

日本に現存する氷河は、2026年時点で10。すべて北アルプス北部に集中しています。氷河と雪渓の違い、10の氷河の一覧と規模、なぜ低緯度の日本に氷河が残れるのかを、現地に通った体験とともに解説します。
登山記録

カクネ里雪渓に恋して——三度の冬、氷河をひと目見るために遠見尾根へ

カクネ里雪渓は、鹿島槍ヶ岳の北東に横たわる、長野県内で初めて氷河と認められた雪渓です。登山道もない谷の奥で静かに光る氷を、ひと目見るためだけに真冬の遠見尾根へ三度通った個人的な記録。なぜ氷河がここに残るのか、なぜ何度も通ってしまうのかを綴ります。
山の地質

カール・U字谷・モレーンとは——日本アルプスのどこで見られる?氷河の痕跡の見つけ方【写真と図解】

氷河地形(カール・U字谷・モレーン)のでき方と見分け方を図解で解説。なぜ日本アルプスに残るのか、涸沢や千畳敷などどこで実物を見られるのかまで、登山者目線でまとめました。
山の地質

剱岳の地質:3億年前の大陸衝突が生んだ氷河の岩峰

劔岳はなぜあれほど険しいのか。答えは3億年前の大陸衝突で生まれた変成岩と、最終氷期の氷河による彫刻にある。飛騨変成帯・氷食尖峰・現存氷河を地球規模の視点で読み解く。
山の地質

燕岳の地質学――白い花崗岩の山体はどうやって生まれたか

北アルプスの燕岳を白く染める花崗岩は、約7000万年前のマグマ活動が起源です。プレートの圧縮で持ち上がり、氷河に削られ、風化で穿たれた山体がなぜあの形になったかを、合戦尾根から読み解きます。
登山記録

焼岳の地質:北アルプス唯一の活火山はなぜここにあるのか

北アルプスで唯一活動を続ける活火山・焼岳(2,455m)。3万年前に生まれたこの「若い火山」が、穂高や槍の沈黙を横目に今も噴気を上げる理由を、プレートの沈み込みから大正池誕生まで地学的に読み解きます。
登山記録

立山の地質:氷河が残る3,000m峰はプレートの衝突から生まれた

現存氷河・活火山・侵食カルデラが共存する立山。プレート衝突が生んだ隆起、今も続く火山の熱、氷河が彫ったカール地形——三つの地球の力が3,015mに刻まれています。